タイマーを使う支援⑤
〜設定する時間は子どもと決める〜
設定する時間についても子どもさんと相談してみます。「◯分くらいならできそうかな〜?」など、こちらから提案してもいいでしょう。
子どもが自己の発達特性とうまく折り合っていくことが目標なので、大人が勝手に決めたことを子どもに従わせるのは、発達支援の意味合いからすると、違うと思います。
タイマーの設定は子どもさんにしてもらっても構いませんが、途中からタイマーで遊び始める子どもさんもいるので、その時は大人が設定します。
その時に「タイマーで遊んじゃダメ!」などと叱ると、せっかくの便利なツールがネガティブ体験になってしまうので、落ち着いた声で「設定はオトナがします」と穏やかに対応しましょう。
時間設定ができたら、スタートボタンを押します。
大人が押してもいいですが、「◯◯ちゃん、△分でスタートするよ」と声をかけてスタートします。
私はその時、「用〜意、スタ〜ト〜♪」と声をかけます。
知らない間にボタンを押されてた…となるより、効果があります。
切り替えの上手なお子さんでしたら、本人にスタートボタンを押してもらいます。
「◯◯くん、△分にセットしたから、スタートボタン押して♪」と促しましょう。
自分でボタンを押したお子さんは、タイマーが鳴ったときに、スムーズに動ける子が多いです。
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*こども発達支援 みのりは、2021年夏、岡山市にオープン予定です。
*画像は写真素材サイト「photoAC」の写真レーター、ちゃぁみいさん撮影のイメージ写真です😊