タイマーを使う支援⑥

〜途中で焦りだすお子さんには臨機応変に〜

時間を気にするお子さんには、なるべくタイマーは使わない方がよいのですが、もし使うのでしたら、タイマーのスタートボタンを押す時、私の場合、できるだけゆっくりとした口調で…

「よぅぅいぃ〜、すたぁ〜と〜」

…と言うようにしています。

タイマーで急かされた印象を少なくするための工夫です。

最初はスムーズに進んでも、残り時間が短くなってくると、子どものなかには、だんだん焦ってしまうお子さんがいます。

そんな様子が見られたら…

「タイマーの時間が気になって焦っちゃうね。一旦止めようね」

…と言って途中で止めます。

無理に最後まで使う必要はありません。

タイマーを止めたとたんに、安心して落ち着いて活動できる子どもさんも多いです。

タイマーを止める時、ただ止めるだけでなく、子どもさんのその時の気持ちを、大人が表現してあげるといいと思います。

例えば…

「残り時間が足りなくなりそうで心配になったね」

「タイマーがあると、ちょっと焦っちゃうね」

…など、タイマーの残り時間が短くなって、お子さんの気持ちがどんな風になっているかをことばにしてあげます。

すると、お子さん自身も、なぜイライラするのか、焦るのかがわかり、気持ちの整理がつけやすいです。

＊ -  -  -  ＊ -  -  -  ＊
＊こども発達支援 みのりは、2021年夏、岡山市にオープン予定です。

＊画像は写真素材サイト「photoAC」の写真レーター、ちゃぁみいさん撮影のイメージ写真です😊