発達障がいと「注意」④
発達障害のあるお子さんへの支援には、「注意」の仕組みを知ることが重要です。
「注意」の意味については、過去の投稿をご参考になさってくださいね😊
今日も「集中的注意」のについてのお話ですが、今回は「集中しすぎる注意」についてご紹介します。
* - - - * - - - *
「集中的注意」では、正反対の2つの注意の問題があります。
【1】それやすい注意(前回の投稿)
【2】集中しすぎる注意
* - - - * - - - *
〜集中的注意に関する支援〜
【2】集中しすぎる「注意」の問題
🔶関心が高いことには、ものすごく集中する。
好きなことや気になることには、集中しすぎて時間を忘れたり、他のことをそっちのけにしてしまうことが、よくあります。
何かに熱中したり、夢中で何かに取り組むことは素敵な個性です✨歴史上の偉人といわれる人も、いわゆる発達特性のある人も多く、異才を発揮できるのは優れた特性といえます。
しかし、発達障害のお子さんは、自分の身体感覚に鈍感な場合があり、疲れを感じにくい子がいます。集中しすぎて、どこでやめたらいいか、やめ時がわからないお子さんもいます。
どんなに好きなことでも、休みなく続けて体を壊したり、生活に支障が出るようだと心配です。無理にやめさせるとキレるお子さんもいますので、うまく切り替えられるような支援が必要です。
例えば...
🔹時間を決めてタイマーをセットしておく
🔹終了時間の数分前に何度か予告をする(声かけ+視覚的に示す)
🔹次に魅力的な活動やご褒美を用意しておく
🔹うまく切り替えられたらトークンをもらえる(ポイント制のご褒美)
...などなど。
画像は一例です♪
すぐには難しいかもしれませんが、お子さんに合う支援方法をいろいろと模索してみましょう。
うまく切り替えができた時は、思いっきり褒めてあげましょう♪
切り替えをしてくれて助かった時は、いっぱい感謝しましょう♪
良い行動ができた時に強化することを忘れずに😊☝️次の行動につながります❣️
お子さんに合うよう支援を工夫して、だんだん自分で切り替えられるようにしていきましょう。
次回は「選択的注意」についてご紹介しますね😊
* - - - * - - - *
*こども発達支援 みのりは、2021年夏、岡山市にオープン予定です。
*画像は写真素材サイト「photoAC」の写真レーター、ちゃぁみいさん撮影のイメージ写真です😊