ABAから考える、問題行動の「目的」
〜子どもの問題行動の目的は4つ〜
ABA(Applied Behavior Analysis:応用行動分析学)は自閉症や発達障害のお子さんの問題行動を改善するのによく用いられます。
ABAプログラムでは、まず問題行動の原因を探ることが肝心です。
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実は、問題行動のほとんどは、4つの目的のために生じていることが明らかになっています。つまり、子どもが「望む結果を得るため」に問題行動が起きているのです。
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①人・モノ・活動の獲得(要求の獲得)
🔹ある人に自分のところへ来てもらいたい(お母さんにそばにいて欲しい)
🔹欲しいモノがある(オモチャ、お菓子など)
🔹したい活動がある(ゲームがしたい、テレビが見たい)
②逃避
🔹いやなことから逃れる(宿題をしたくない)
🔹イヤな人を避ける(暴れると近くに人が来ない)
③承認・注目の欲求
🔹自分を認めて欲しい(もっとかまって欲しい)
🔹自分を見て欲しい(いたずらすると、お母さんが来てなだめてくれる)
④感覚刺激
🔹ただヒマでやることがない(椅子をガタガタ言わせて座る)
🔹蛇口から水を出してずっと触る(水の感覚が好き)
他にも、手をヒラヒラさせる、行ったり来たり走り回る
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✴️「もしかしてアレが原因かなぁ〜」わかるだけでも気持ちがラクになりますね。
お子さんの行動の目的(原因)がわかったら、対応策をいろいろ考えることができます。
次回は少し違う視点でお話しますね😊
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*こども発達支援 みのりは、2021年夏、岡山市にオープン予定です。
*画像は写真素材サイト「photoAC」の写真レーター、ちゃぁみいさん撮影のイメージ写真です😊