発達障害の基礎知識 〜注意欠如・多動症とは〜
〜注意欠如・多動症とは〜
『ADHD』は英語で『Attention deficit / hyperactivity disorder』と呼ばれています。
日本では、その頭文字を取って「ADHD」と略されて呼ばれることが多いです。
*最近の研究では、有病率は約7%と言われています。
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🔶ADHDの特徴
🔹発達年齢に不相応なほど、不注意・落ち着きのなさ・衝動性がある(生活や学業の支障をきたす状態にある)
🔹知的能力の高い人も一定数いる
🔹親のしつけが悪いのだと誤解されやすい
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🔶ひとことでADHDと言っても、不注意優勢型、多動衝動性優勢型など、人によって特性が違います。
🔶自閉スペクトラム症や限局性学習症を併せもっているお子さんもいます。
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🔹不注意優勢型
・注意がそれやすい
・忘れっぽい
・忘れ物・なくしものが多い
・ケアレスミスが多い
・集中力が続かない
・まわりをよく見ていない
・片付けが苦手(散らかる)
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🔹多動・衝動性優勢型
・じっとしていることが苦手
・絶えず動きまわったり、体をゆすっている
・多弁(おしゃべり)
・出し抜けに話し始める
・よく考えずに相手を傷つけることを言う
・順番を待てない
・静かに遊べない
・キレやすい、手が出やすい、
・学校などでトラブルになりやすい
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✴️ADHDのお子さんの素敵なところ
⭐️好きなことには夢中になる
⭐️発想力が抜きん出ている
⭐️クリエイティブな才能が豊か
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✴️ 人より抜きん出た豊かな才能をもち、現状を打破する行動力も持っています。
✴️歴史的偉人も多いさく、エジソン、アインシュタイン、モーツァルト、織田信長などは、ADHDだった可能性が高いと言われています。
✴️お子さんの素敵なところを伸ばし、自己肯定感を高く維持することができれば、閉塞した社会をブレイクスルーする原動力になるかもしれません。
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*こども発達支援 みのりは、2021年夏、岡山市にオープン予定です。
*画像は写真素材サイト「photoAC」の写真レーター、ちゃぁみいさん撮影のイメージ写真です😊