みのり日記~発達支援あれこれ~

支援が必要なお子さまとご家族のための発達支援室「こども発達支援みのり」

コンサータ®・ストラテラ®について

f:id:Minori-cds:20210909115425j:image

〜お子さんとご家族への調査研究⑤〜

〈服薬アドヒアランスって何?〉

薬物治療において、決められたように薬を飲むことについて、以前は「服薬コンプライアンス」という言葉が使われていました。

 

しかし、今はWHOから「服薬アドヒアランス」を推奨するよう定められたことによって、服薬するご本人自身が、治療の効果や副作用について理解し、積極的に治療に参加する...という考え方が主流になってきました。

 

アドヒアランスを向上させることによって、より治療の効果が高まると考えられています❗️

୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧
私がおこなった研究調査では、ADHDの薬物治療を継続することについて、

🔹賛成しているお子さんは約 50%、
🔹保護者の方は約 60%    ...でした。

服薬アドヒアランスはあまり高くない...といえます。

f:id:Minori-cds:20210909120043p:image

なので、飲み忘れたり、面倒で薬を飲まないなど、服薬が不規則になったり、自己判断で服薬をやめてしまう人も一定数いると推測されます💦

୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧

🔴ADHD の服薬アドヒアランスが低下する要因は?

《子ども側の要因として》

①薬を飲むのがめんどう・・・ADHDの疾患特性による可能性がある
②食欲低下・不眠・疲れなど薬物の直接的な副作用への不満
③味や飲み心地が悪い

 

《保護者側の要因として》
①副作用への懸案
 ・向精神薬への漠然とした不安、
 ・長期服用における体への悪影響
②ありのままの児の姿が失われることなどへの懸念
③治療の見通しがもてない
 ・いつまで服薬を続けなければならないのか?

 

✴️この研究で興味深かったことは...
【子どもは肯定的な評価も否定的評価もどちらも低い】...ということです❗️

それは、薬物治療に対して、
「子ども自身が薬物治療の決定に関わっていない」
「治療に関わることが難しい」  ...ということを示しているといえます。
 
✴️子どもの年齢が低いと、自分の状況を判断して治療に参加することは難しいです。しかしながら、子どもの理解力に合わせて、必要な時には、わかりやすい説明をしたり、子ども自身も可能な限り積極的に治療に参加できるよう支援することが必要だと考えられます。

 

✴️医師や学校の先生、保護者の方が勧めるから薬を飲むのではなく、子ども自身が積極的に治療に参加する
...という姿勢を大切に、薬物治療を進めて欲しいなと思います。

 

例えば...
🔸このお薬を飲むと、気持ちが落ち着いて活動に参加できるょ
🔸学校の勉強に集中できるようになるょ
🔸宿題がはかどるょ
🔸お友達と仲良く遊べるようになるょ  

 

...など、お子さんのメリットを教えてあげると、自主的に服薬するモチベーションを上がることができる場合があります。

୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧

☝️薬物治療は、単に子どもを扱いやすくするためのものではありません‼️服薬して特性が落ち着いている時に、成功体験を積み重ねたり、どのようにすればうまくいくかということを考えたり、その方法を身につけたりして、自身の特性と折り合っていくことができるよう支援していくことが重要だと思います。

୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧
⭐️お薬との付き合い方や感じ方は、それぞれ違います。ご注意ください。
⭐️投稿者は医療関係者ではありません。医療的見解を述べているのではありません。

 

〈引用文献〉
大守伊織・南 恭子・大野 繁・岡 牧郎(2020)ADHD患児とその保護者の服薬アドヒアランス調査,岡山大学大学院教育学研究科研究集録,174,9-14.
https://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/en/60556

୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧

f:id:Minori-cds:20210909120107p:image
*こども発達支援 みのりは、2021年8月20日に岡山市でオープンしました❣️
*HPにたくさんみのりの写真をupしています📸
*初回ワンコイン体験の受付中❣️
*LINEからもお問い合わせできます♪
*画像は写真素材サイト「photoAC」の写真レーター、ちゃぁみいさん撮影のイメージ写真です✨