みのり日記~発達支援あれこれ~

支援が必要なお子さまとご家族のための発達支援室「こども発達支援みのり」

漢字のとめ、はね、はらいって重要⁉️

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漢字の「とめ」「ハネ」「はらい」に悩んでいるお子さん、保護者の方は多いと思います。特に、漢字は毎日宿題に出されますし、テストもあります。気にしないようにしたくても、ノートに赤ペンで直しをされたり、テストの点数が悪いと気になってしまいます💦

 

ところで、漢字の「とめ」「はね」「はらい」って、そんなに重要なのでしょうか⁉️

今回は面白いYouTube作品をご紹介します😊

 

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日本ビクター(株)主催の第29回東京ビデオフェスティバルでビデオ大賞を受賞した『漢字テストのふしぎ』という作品です。

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長野県梓川高等学校の放送部が製作した動画作品で、漢字の「とめ」「はね」「はらい」などの曖昧さに着目し、高校生が自ら、小学校・中学校・高等学校の200名の先生たちに漢字テストをおこない、その先生たち、県の教育委員会、文部科学省の担当者などへインタビューを敢行して、漢字の正誤について疑問を投げかける秀作です❣️

 

『漢字テストのふしぎ』で検索すると出てきます!

YouTube(19分27秒)

🔶第29回東京ビデオフェスティバル ビデオ大賞

(長野県梓川高等学校 放送部・長野県)


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結論からいうと、文化庁では漢字の字体・字形については...

 🔹手書き文字と印刷文字の表し方には、習慣の違いがあり、一方だけが正しいのではない。

 🔹字の細部に違いがあっても、その漢字の骨組みが同じであれば、誤っているとはみなされない。

...という考え方を取っています。

 

詳しくは文化庁の「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について」をご参照くださいね😊

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https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2016022902.pdf

(引用: 常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について)


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自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如多動症(ADHD)のお子さんのなかには、文字を図形のように書いたり、書き順や書く向きが逆だったりするお子さんもいます。

 

しかし、重要なのは、ことばで「伝える」ことであり、文字そのものではありません。もし、学校などであれこれ言われたら、「これはこの子の個性なんです」と伝えましょう。

 

がんばって書いたものを直されたり、からかわれるのは、とてもつらいし、悔しいことです。否定されてばかりでは、意欲を失います。

 

「がんばって書いた」ということを褒めてあげましょう。

成長とともに何度も書くうちに、だんだん本当にわかりやすい字を書くようになります😊


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*こども発達支援 みのりは、2021年夏、岡山市にオープン予定です。

*画像は写真素材サイト「photoAC」の写真レーター、ちゃぁみいさん撮影のイメージ写真です😊