みのり日記~発達支援あれこれ~

支援が必要なお子さまとご家族のための発達支援室「こども発達支援みのり」

ブログをお引越ししました!

今月初めに、アメブロさんにブログをお引越ししました。 今後は、下記アドレスに投稿をしていきます。 https://ameblo.jp/minori-support このブログページは残しておきますので、今後とも引き続き、よろしくお願いいたします🙇‍♀️

PriPriパレット 最新号 〜当室顧問・佐藤暁先生の特集記事〜

世界文化社さん発行の発達支援専門誌「PriPriパレット」は保育の専門職の方や保護者のみなさんが、よくご覧になっていると思います。 この雑誌のもとである「PriPri」から、当室顧問の佐藤暁先生は長く連載をされていますが、今回、最新号の巻頭特集で大きく…

発達性協調運動症の療育 〜牛乳パック工作で動くおもちゃ〜

発達障害のなかには、「発達性協調運動症(DCD)」という運動面の苦手さをもっているお子さんがいます。DCDのお子さんは、体に麻痺や疾患などの機能的な問題はないのに、極端に運動面に苦手さがあることが特徴です。単に「運動が苦手」や「手先が不器用」とい…

スタッフ研修の講師依頼

2/18(金)、某児童福祉施設のスタッフ研修で講師を務めました。 今回は支援方法などではなく、傾聴と愛着形成、肯定的なかかわり方について講義をしました。 子どもたちとかかわるとき、専門的な知識や具体的な支援方法はもちろん大切です。それがわからな…

目指す課題に取り組むときに 〜キーワードは【自信】〜

発達特性のあるお子さんに、取り組んで欲しい課題があるとします。その場合、いきなりそれをすると、なかなかうまくいきません。さて、どうしたらよいでしょうか? ୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧ ✳️課題はプリントなどで準備します。 1枚あたり、あ…

課題の提示方法を変える ~見やすくするだけで~

特性のあるお子さんは、たくさんの情報を一度に提示されると、注目すべき場所に目が向きにくくなります。 これは、【刺激】の問題や【注意機能】の問題などが関係しています。 難しいことはさておき、実際に見てみましょう。 ୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

エンカレッジしてみよう ~成長をうながす励まし~

エンカレッジ【encourage】とは… 「ほめること」とほぼ同義語ですが 1.勇気づけること。励ますこと 2.発達などを促進すること …とも言われています。 ✴️エンカレッジは 経過をほめる 結果と関係なくほめる がんばったところをほめる ...という違いがあり…

条件つきの愛情は子どもを苦しめる

無条件の愛情は、ありのままを愛すること。 条件つきの愛情は、何かができたらもらえる愛情。 無意識のうちに、【条件つきの愛情】で子どもをコントロールしていませんか? ୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧ ✴️【条件つきの愛】とは 「◯◯したら愛してあ…

テクノフェレンス 〜デジタル機器が育児に与える影響〜

「テクノフェレンス(Technoference)」という言葉が話題になっています☝️ 「テクノフェレンス」とは、デジタル機器の使用によって、メンタルに不調が起きることをいいます。 ୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧ 子育てをしていると、うまくいかないこともあ…

1/16(日)ふらっとhomeに参加しました

1/16(日)14〜16時に操山公民館で開催された「ふらっとhome〜子育てトーク会」でファシリテーター役を務めさせていただきました。 今回は「子どもの心の声を聴く」シリーズの最終回で、共催しているたんぽぽの会の代表の後藤さんと、初期メンバーの先輩お母…

ピグマリオン効果 〜子どもを育てるプラスの関心〜

「ピグマリオン効果」とは、他者からの期待を受けることで、学習などの成果を高める可能性がある効果をいいます。現在は教育現場だけでなく、ビジネスでの人材育成にも活用されています。 アメリカの心理学者ローゼンタールがおこなった実験で、教師から期待…

岡山ESDプロジェクト参加団体に認定

こども発達支援みのりは、2021年11月16日に、2021年11月16日に、岡山ESDプロジェクト参加団体に認定されました。 ​ ●発達障害・不登校のお子さまのすこやかな成長を支援するとともに、ご家族への育児相談によって、当事者のお子さまとそのご家族の生活の質の…

日本LD学会の第30回大会にオンライン参加

12/10(金)から3日間、日本LD学会の第30回大会にオンラインで参加しました。 LD学会と言っても、発表テーマは限局性学習症(LD:学習障害)に限定されず、概ね神経発達症(発達障害)全般のお子さんへの教育領域における支援についてでした。 今回の大会はと…

プリント学習塾の開業説明会に参加して

先日、約3年前のSNSの自分の投稿に、「個別の学習支援と保護者支援ができるところを作れたらいいなぁ」と書いてあるのを見つけて驚きました。 その頃はまだ転勤族だったので、すぐに関西に戻るのだと思っていて、起業するつもりもなかったと思うのですが… 実…

二次障害って何⁉️

〜特性から生じる二次的な問題〜 発達特性のある人は、他人と比べて自分のできないところに注目してしまったり、うまくいかないことが重なったり、他人から非難されたりして自信を喪失することがあります。また、特性によりコミュニケーションが苦手で緊張や…

切り替えが難しいお子さんに〜予告と見通し〜

発達特性のあるお子さんは切り替えが難しい子も多いです☝️ ASD(自閉スペクトラム症)のお子さんもADHD(注意欠如・多動症)のお子さんも、今やっている活動を途中で急にやめさせられる...ということは、かなり大きなストレスです 夢中で取り組んでいる時に…

ウィズはぁとさんにゲスト参加

11/19(金)の夜に東公民館で開催された「ウィズはぁと」さんの活動にゲスト参加させていただきました。 ウィズはぁとさんの代表はメンバーさんから信頼の厚い方で、長く学区で活動を続けていらっしゃいます。 まず近況を報告し合い、そのあと私から「愛着形…

発達性協調運動症 〜極端に運動が苦手な子〜

発達障害のなかには、「発達性協調運動症(DCD)」という運動面の苦手さをもっているお子さんがいます。 DCDのお子さんは、体に麻痺や疾患などの機能的な問題はないのに、極端に運動面に苦手さがあることが特徴です。 単に「運動が苦手」や「手先が不器用」と…

読解力の謎⁉️ 〜スラスラ読めるのに内容がわからない〜

小学生のお子さんには、音読の宿題がよく出されますね。 今回は読解力についてのお話です。 ୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧ 読むことが苦手なお子さんも多いと思いますが、スラスラ読めるのに内容を理解していないお子さんも一定数います。 親御さんに…

難しい漢字はカラーガイドを使おう!

カラーガイド〜色を使う支援〜 学年が上がると、習う漢字の画数が増えて、だんだん難しくなりますね。 発達特性のあるお子さんは、形や位置の認識が不得意な子もいて、特に漢字の書字に苦手意識を持ちやすいです。 ୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧ 漢字…

擬音語を使う支援

発達特性のあるお子さんへの効果的な声かけ 発達特性のあるお子さんは語彙が不足していたり、言葉の理解が幼かったりします。 そのようなお子さんには「擬音語」での声かけが効果的です。別の言い方で「オノマトペ」ともいいます。 擬音語は様子を音で表現す…

お片づけの支援

〜「見てわかる」と「褒める」〜 お片づけは毎日のことなので、困っている親御さんも多いと思います。 今回はお片づけについての提案です。 ୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧ ひとりでさせるのは行動が定着してから 小さいお子さんは、ひとりでお片づけ…

指示出しは近くで簡潔に

〜遠くから呼んでもわからない〜 お子さんに指示を出すとき、あなたはどうしていますか? 発達特性のあるお子さんの場合、遠くから指示を出しても、よくわかっていないことが多いです。 それはなぜ⁉️ 注意機能の問題(注意の向け方が違う) 聞こえ方が違う …

不登校の子どもの権利宣言 〜東京シューレに通う子どもの強い思い〜

この権利宣言は、「東京シューレ」というフリースクールに通っていたメンバーさんたちが、不登校経験から「自分たちの思いを発信したい」というきっかけから、2009年8月に採択されたものです。 『子どもの権利』と『不登校』をテーマに、みなさんでわたくさ…

教育機会確保法を知っていますか?

お子さんの不登校に悩んでいらっしゃるご家族は、近年増えていると思います。 2016年9月、文科省はすべての学校(小・中・高)へ向けて、「不登校を問題行動と判断してはならない」との見解を通知しました。そして2017年には「教育機会確保法」が施行されま…

不登校は問題行動ではない! 〜文部科学省の通知より〜

文部科学省は不登校について2015(平成27)年1月に「不登校に関する調査研究協力者会議」を発足させ、下記の4つについて検討しました。 不登校児童生徒の実情の把握・分析 学校での支援の現状と改善策 学校外での支援の現状と改善策 その他の不登校に関連す…

困った行動への対処は視覚支援で

〜見てわかるマークを提示する〜 ☝️発達特性のあるお子さんに対しては、視覚支援が有効です。 ...とはいうものの、「どんな風にするの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。視覚支援は「見てわかる支援」なので、工夫次第でいろんなことに応用…

『神経発達症』という新しい診断名

〜「発達障害」の名称変更〜 先月、発達障害学会からのJLニュースに、「発達障害」という呼称が変更予定である...という記事がありました。「発達障害」の呼び方はしばらく残りそうですが、正式な名称は「神経発達症」 となります。早ければ2022年に決定する…

コンサータ®・ストラテラ®について

〜お子さんとご家族への調査研究⑤〜 〈服薬アドヒアランスって何?〉 薬物治療において、決められたように薬を飲むことについて、以前は「服薬コンプライアンス」という言葉が使われていました。 しかし、今はWHOから「服薬アドヒアランス」を推奨するよう定…

コンサータ・ストラテラについて④

〜お子さんとご家族への調査研究④〜 ストラテラ®︎ 面談質問編 前回からの続きで、今回はストラテラ®︎内服中のお子さんの保護者の方との面接質問編です。 飲み忘れた時の様子は? ・気持ちの切り替えが悪く、グズグズいうことが長い。飲んでいる時の差を感じ…