みのり日記~発達支援あれこれ~

支援が必要なお子さまとご家族のための発達支援室「こども発達支援みのり」

プリント学習塾の開業説明会に参加して

先日、約3年前のSNSの自分の投稿に、「個別の学習支援と保護者支援ができるところを作れたらいいなぁ」と書いてあるのを見つけて驚きました。

 

その頃はまだ転勤族だったので、すぐに関西に戻るのだと思っていて、起業するつもりもなかったと思うのですが…

 

実は、投稿する少し前に、大手プリント学習塾のK文式教室とG研教室の開業説明会に出たんです。K文式やG研の教室を開いたら、支援を必要としているお子さんにも対応できるのかなと思い、説明会に参加したわけです。しかし、そこのビジネスモデルでは、支援が必要なお子さんに十分な対応ができないことがわかりました。

 

当時勤務していた放課後デイでは、支援を必要としているお子さんに十分なかかわりができないことが気になっていて、開業説明会に行ったのに、プリント学習塾でも難しいのだと思い、ショックを受けました。発達特性のあるお子さんは、どんなかたちで支援するのがいいんだろう…とあらためて考えるようになりました。

 

プリント学習を否定するわけではありません。ある程度、自分の力で学習を進めることができるお子さんには、K文式やG研の教室は効果的だと思います。

 

しかし、自分だけの力で学習が難しいお子さんにとっては、プリント学習塾ではそのお子さんに必要な支援がなかなか届かないと思います。

 

今までいろいろな形態の事業所で、学習支援をしてきましたが、個別支援の有効性と重要性を痛感するばかりでした。ですので、私はあまり他の事業所で提供されていない「個別支援」を提供するために、みのりをつくりました。

 

世の中の親御さんは、まだまだ小集団での支援を支持しているのかもしれません。しかし、そこでお子さんの「つまずき」が解消されなかったら、ぜひ個別支援を試してみてください。

 

今まで難しいと思っていたことが、個別支援だと、案外スムーズに進むかもしれません。その可能性が個別支援にはあります。

 

3年前の投稿には、こんな風に書かれていました。

 

ゆるっと素敵な空間で、学習支援と保護者支援の両方できるところが作れたらいいなあ。イメージを膨らませて近い将来に実現したいな。

 

その頃から、私のなかには「みのり」のイメージができていたのかもしれませんね。