最近接領域の課題を、誰とやる?
〜支援者を見つけよう〜
発達の最近接領域を提唱したヴィゴツキーは、子どもの発達は、子どもを周りで支援する人たちとの関係性によって変化し、もっている能力以上の成果を出すことができることを示しました。
わかりやすくいうと、自分ひとりだけで取り組むよりも、適切な支援を受けることで、より大きな成長が見込めるということです。
発達の最近接領域がわかったら、支援者を見つけましょう。
お子さんは、誰と一緒だと課題に取り組めそうですか?
・学校の先生?
・親御さん?
・塾の先生?
・近所のお兄さん?
・放課後デイのスタッフ?
まずは、わからないことを「わからないから教えて」と言える関係性の人である必要があります。
信頼関係(ラポール形成)ができている相手だったり、専門性の高い支援者だと、うまくいく可能性が高いです。
案外子どもは、わからないことを発信するのが難しいのです。
・勉強がわからないことが恥に思えて言えない
・勉強がわかってないことを知られたくない
・勉強のどこがどうわからないかも自分で把握できず困っている
...などなど。
勉強がわからないことは、お子さんによってはデリケートな問題なので、土足で踏み込むようなことは避けましょう。
上手に支援してくれる人と一緒に課題に取り組んで、うまくいった経験を積み重ねると、それ以降も一人でできない課題にも取り組もうとする意欲を維持しやすいです。
逆に、手助けを求めてもうまくいかなかった経験が続くと、学習意欲が減退する要因にもなるので、支援者は慎重に選びましょう。
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*こども発達支援 みのりは、2021年夏、岡山市にオープン予定です。
*画像は写真素材サイト「photoAC」の写真レーター、ちゃぁみいさん撮影のイメージ写真です😊