みのり日記~発達支援あれこれ~

支援が必要なお子さまとご家族のための発達支援室「こども発達支援みのり」

発達障がいと「注意」⑧

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〜転換性注意の困り感と支援〜

 

「転換性注意」とは、複数の情報処理を切り替える注意機能のことです。いくつかの情報の処理を切り替えながら、交代におこなうときに使われるのが転換性注意です。


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発達特性のあるお子さんは、注意の転換(切り替え)が難しい場合があります。


✳️例えば...


👉宿題をやっている時に話しかけられても、頭の中が切り替えられず、すぐに返答できない

👉作業中に指示をされると、作業をを中断して指示を聞いたのちに、元の作業に戻ること忘れる

👉課題の内容を変えると、その前にやっていたことと混乱する

(例 : 分数の足し算のあとに掛け算をすると、足し算の方法と混同する)


...などなど。


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✳️対応策としては...

🔹注意の転換を必要としない、静かで落ち着いた環境を作る

🔹何かに取り組んでいる時に、別の指示を出したり、話しかけたりしない

🔹複数の作業や課題を、同時にさせない

 ...などが考えられます。


☝️支援者の配慮不足によって、お子さんが注意の転換をうまくできず、失敗体験をさせてしまうことがないようにしましょう。


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*こども発達支援 みのりは、2021年夏、岡山市にオープン予定です。

*画像は写真素材サイト「photoAC」の写真レーター、ちゃぁみいさん撮影のイメージ写真です😊