みのり日記~発達支援あれこれ~

支援が必要なお子さまとご家族のための発達支援室「こども発達支援みのり」

支援の最終的な目標は・・・

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発達に課題のある子どもたちに対して、私たち支援者は何を目標にしたらよいのでしょうか?

 

それは支援者によって、少しずつ違うのかもしれませんが、私は「社会のなかで、自分らしく幸せに生きていくこと」を目指して支援していきたいと考えています。

 

長期的な支援目標は・・・

 

1.ひとりひとりの子どもたちが成長して、自己の発達特性と折り合っていくこと

2.もっている力をうまく使って「幸せに生きていくこと」

3.まわりの協力者の方たちとともに「自分に合った形で社会参加すること」です。

 

そのためには・・・

 ・自分の強みを知り、伸ばして活かしていく。

・苦手なことは周りの人に助けを求めたり、うまく乗り切ることを身につける。

 

支援者のなかには、「苦手なことを克服することは良いこと」のように考えている人もいます。それも間違っていないと思います。

 

しかし、苦手を克服することは、時に無理が生じます。無理をさせると「つぶれてしまう」こどもたちがいます。私はそんな子どもたちを何人も見てきました。

 

苦手なことは、私たち大人にもあります。でも克服するより、得意な人に助けてもらっていないでしょうか?

 

発達障がいの子どもたちは、ストレス耐性が弱い子が多いです。「ちょっとがんばったらできそうなこと」を超えてしまうような無理は、させないようにしたいですね。